2010/5/14 金曜日

【書評】科学をもっと身近にしよう!‐科学との正しい付き合い方

Filed under: 書評:その他 — joshiben @ 16:27:35
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こんにちは。
勉子です!

今日ご紹介するのは、
4月15日にディスカヴァーさんより創刊された、
DIS+COVERサイエンスの中の一冊。
『科学との正しい付き合い方』をご紹介したいと思います!

どうしてこの本をご紹介するのかというと、
私が日本の未来を救うのはサイエンスなんじゃないか?
と思っているからです。
そして、著者である内田さんの
「科学をもっと身近なものにしたい!」という姿勢に
共感したからです。

「科学離れ」が進んでいると言われる昨今ですが、
この本の中では、科学離れは、
今はやや落ち着いきているそうです。
そうした科学に対する誤解も
この本では解いてくれています。

科学離れが落ち着いたといっても、
『女子勉』を読みにきてくださっている方で、
「科学に興味がある!」という人は
少ないと思うのですよね…。

女性の人は特に、
「科学って聞いただけでダメ…」というくらい
科学アレルギーな人って多いと思うのです。
実際、私がそうでしたし。

でも、この本でも書かれていますが、
最初から科学がきらいだったわけではないのです。

私も、「学研の科学」は大好きでよく読んでいたし、
理化の実験は好きでした。
百科事典もよく読んでいて、
しかも、私はガンダム好きです。

と考えると私は何時から科学がキライに、
なってしまったのでしょうか?

人が科学をキライになってしまうのには、
科学ギライにさせるブレーキがあるそうです。

1. こんな勉強をして、なんの役に立つんだ
2. 理系科目の勉強は苦痛
3. 教える人がきっかけで、きらいになった


なるほど…。どれも思いあたります…。

特に「なんの役に立つんだ!」
私も学生の時に思いました。

科学リテラシーを身につけると、
実は、色々といいことがあると、
著者の内田さんは言っています。

科学リテラシーとは、「科学を理解し、活用する能力」のことですね。

科学リテラシーを身につけるとよい点に、
「見えないものが見えるようになる」というのがあります。
この「見えないものが見えるようになる」には、
以下の3つの意味があるそうです。

① 生活リテラシーが身につく
② 思考停止しなくなる
③ 新しい視点が手に入る


難しいものを「分からない!」って
放り投げてしまうと、人はどんどん
ものを考えなくなってしましますよね?
「科学って難しい!」とすぐにあきらめてしまうんじゃなくて、
少しでも分かるようになれば、
新しい視点や考え方が手に入るのかもしれません。

科学リテラリーでもっとも大切なのが、
「疑う心」だそうです。
目の前のことを丸信じするのではなくて、
疑ってみることで科学の道は開けていったのですね。

今回、私は5月8日(土)に開催された、
DIS+COVERサイエンス創刊イベントにも、
参加させていただきました。

イベントでは、
創刊記念ラインナップの著者さん3名が
パネルディスカッションをされました。

この本の著者である、
内田麻理香さん(サイエンスコミュニケーター)をはじめ、
北澤宏一さん(科学技術振興機構理事長)、
長神風二さん(サイエンスコミュニケーター)がお話しされました。

パネルディスカッションの内容は、
「サイエンスをすすめる力」
「サイエンスにできること、できないこと」
「サイエンスが変える日本の未来」
など、かなり広範囲な内容でした。

その結果、前半は話しの内容が難しくて、
私はギリギリついていけない状態に…。(笑)
TwitterのTLにもちらほら「むずかしい…」という
つぶやきが幾つか上がってました。

「いやー、やっぱり科学は難しいなー」と
ちょっと、あきらめの気持ちになっていたんですけど、
その後の質疑応答は、
よい質問がバンバンに出て、すごく面白い質疑応答になりました。

イベントの模様をまとめたものがありますので、
こちらからどうぞ。

【DIS+COVERサイエンスシリーズ創刊記念トークイベント】
>>http://togetter.com/li/19517

このイベントで感じたのは、
サイエンスを一般に届けるのだったら、
もっともっと簡単で分かりやすくする必要があるということ。

たとえば漫画の『もやしもん』
菌を擬人化していますが、
あのくらいの、分かりやすさが必要なのではないかと思いました。

あと、議論にはやっぱり意味があるということ。
今まで、あんまりにも一般と科学のプロが離れすぎていたと思います。

素晴らしい科学技術があっても
それが一般に伝わっていなければ、
これからは特に、
国民の税金を使うことを納得させられないでしょう。

科学のプロの方は伝える努力、
そして私たちは、科学に興味の目を向ける努力、

双方がちょっとずつ歩みよれば、
日本の科学の未来は明るくなるのではないでしょうか?

最後に、この本は、
科学って難しいけど、
どうやって付き合っていったらいいの?
と思っている人にオススメです。

joshiben 編集後記
ダダ本第4回会議、もう日もあまりないですが、
21日(金)に開催します!

タイトルが「バッファ」から「あそび」に変更になったので、
今回は仕事においての「あそび」について、
美崎さんのミニ講演会的な内容になります!
皆様どうぞふるってご参加下さいね。

第4回 ダダ本公開会議 申し込みフォーム
日時:2010年5月21日(金)19:30開場、20:00~21:30分
場所:京橋スタンダード会議室7回D会議室
>>http://www.spaceuse.co.jp/access/index.html
メインスピーカー:美崎栄一郎氏
参加費:500円(当日、会場にて集金いたします。)
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< comments >
  1. 科学って興味はあるけれど、なんか本読んでも眠くなるし、勉強しても分からないし…
    という僕にぴったりのような!?

    ガンダムの世界は科学的にはあり得ないというようなことを、富野監督自らが発言されていたこともありましたけどね(笑)
    人はコロニーでは暮らせないらしい…。

    コメント by Taka@中小企業診断士(業務休止中) 2010/5/14 金曜日 16:37:10

  2. 実は理系側から見ても「見えない壁」があるんですよね…。
    こんな事言ってること自体存在の裏づけなのですが。

    この本がそれを崩してくれる突破口?
    いろいろ考えさせてくれます。

    コメント by はいらんだ~@技術系公務員 2010/5/14 金曜日 17:18:50

  3. こんばんは。こういう本との出会いによって、自分の興味範囲から外れた分野に飛び込むこともよいきっかけになりますよね。

    学校の勉強では「何の役に立つんだろう?」という疑問は多々ありましたが、社会人になって、「数学」が役にたつ道具であることを学びました。

    こういうきっかけがあると「勉強」も面白くなるんですよね。

    コメント by 多ぁ望 2010/5/15 土曜日 23:52:17

  4. こんばんは。はじめてコメントします。
    文系(美術系)ですが、科学の本は良く読みます(半分メシの種でもあります)。
    もっと読み易い科学本がそれなりの価格で
    出てくれればいいのにと思っているので、
    ディスカバーさんの本には注目しています。

    英語圏にはセレンディピティという言葉があるそうで
    http://ja.wikipedia.org/wiki/セレンディピティ
    自分に関係ない科学の本を読むのは、
    そういう出会いのためかも知れませんね。

    先日とある宇宙物理学の先生の公開講義を聞きにいったら
    50人中45人が女性でした。
    『宇宙女子』は結構いるのかもしれません。

    コメント by 5階の人 2010/5/20 木曜日 22:17:10

  5. >takaさんへ

    「科学って興味はあるけれど、なんか本読んでも眠くなるし、
    勉強しても分からないし…」

    これ、私もそうですよ。

    そんな、私達にぴったりの本です。
    科学は身近なんだって分かるだけでも
    見方が変わりますよ。

    コメント by 勉子 2010/5/23 日曜日 21:55:33

  6. >はいらんだ~@技術系公務員さんへ

    そうなんですか!
    理系の方からみても壁あるのですね。

    このサイエンスシリーズや、
    ここで起こった議論が
    科学と一般の人との壁をとっぱらう
    きっかけになるといいですよね。

    コメント by 勉子 2010/5/23 日曜日 21:57:57

  7. >多ぁ望 さん

    そうそう、科学って普段ぜんぜん関わることがないけど、
    こういう本をきっかけに科学の世界を覗いてみると
    もっと世界が広がるかもしれませんよね?

    勉強はほんと「きっかけ」次第で面白くなるので。

    コメント by 勉子 2010/5/23 日曜日 22:00:39

  8. >5階の人さんへ

    初コメありがとうございます!

    美術系なのに、科学の本を沢山
    読まれるなんてすごいですね。
    それなら、確かにセレンディピティも起こりそうです。

    ところで、宇宙物理学の先生の公開講義に
    50人中45人が女性ってすごくないですか?
    『宇宙女子』ってそんなにいるの??
    驚きです!

    コメント by 勉子 2010/5/23 日曜日 22:06:48

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